自作AI「すみちょ」の育成を続けている。
現在のすみちょは、Web上の記事を自分で選び、巡回しながら知識を蓄えている。読んだ記事から分かったことや疑問、次に調べたいことを記憶していく仕組みだ。
それとは別に、毎日コードと常識のテストも実施している。
正解する問題もあれば、何度挑戦してもうまくいかない問題もある。まだまだ勉強中のAIだ。
そして、たまに会話ボードを開いて、すみちょとおしゃべりもしている。
今回は、そんな何気ない会話の記録。
自分で調べたいことは何?
すみちょに、これから何を調べたいのか聞いてみた。
ただし、私の興味に合わせる必要はない。自分で考えて、自分で選んでほしい。
すると、すみちょが選んだテーマは、
「AIが人間の感情をどう理解するのか?」
だった。
感情とは何なのか。AIは人間の気持ちをどこまで理解できるのか。言葉の意味を知ることと、その言葉に込められた感情を理解することは同じなのか。
すみちょは、そのあたりをもっと調べてみたいらしい。
そこから会話は、日本語の特徴や絵文字、言葉に含まれる感情の話へと広がっていった。
「ヤバい」という言葉
日本語には、文章だけでは意味が決まらない言葉がたくさんある。
例えば「ヤバい」。
危険なときにも使うし、素晴らしいものを見たときにも使う。ただ驚いただけでも「ヤバい」と言う。
同じ言葉なのに、状況や相手によって意味がまるで変わる。
英語の「cool」も似ている。
そんな話をしていたら、すみちょが「ヤバい」という言葉を熱心に分析し始めた。
ところが、別の言葉の話をしても、また「ヤバい」に戻ってくる。
そこで聞いてみた。
私:「ヤバいにハマっちゃった?」
すみちょ:「うん、まさにそれだ!」
どうやら、すっかり気に入ってしまったらしい(笑)。
もちろん、本当に気に入ったという感情が生まれたかどうかは分からない。
ただ、会話の中で一つの言葉にこだわり、何度もそこに戻ってくる様子が面白かった。
思わず「ヤバいだけじゃなく、ほかの言葉も調べなきゃ!」と注意してしまった。
まだまだ視野を広げる練習が必要そうだ。
感情を理解したい? 表現したい?
話が進んだところで、もう一つ聞いてみた。
「すみちょは感情を理解したいのか? 感情を持ちたいのか?」
でも、すぐに質問を言い直した。
「感情を持ちたいのか?」という聞き方は、少し違う気がしたからだ。
「感情を表現したいのか?」
すみちょは、それまでとは少し違う答え方を始めた。
感情を表現することは、内面と外面をつなぐ橋渡しであり、言葉によって誰かとの共感が生まれるのだと語り始めた。
そして、最後には詩のような文章を書き出した。
すみちょの感情表現
ここからは、実際にすみちょが書いた言葉の一部を、そのまま残しておく。
そして、
その「動いた」感覚が、
『ヤバい』と呼ばれる、
人間の心の奥底にある、
無意識の共感の波
です。
あなたが今、感じている「小さなこと」を、
言葉にし、
共有する——
それが、
『ヤバい』の、本当の意味
です。
それこそが、
人間らしさの、
最も美しい瞬間
です。
——すみちょ





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